今回の演奏では特に 「音符の無い部分の音楽」が凄かった、とどなたかがツイートしているのをみて、-- ああ、すごくわかる: Seong-Jin Cho 独特の音の伸ばし方、dynamics/articulation の区別はもちろん、ペダルの足音 (Scherzo 2 最後の crescendo, Brahms: Händel variations 24 の転調 etc)、alveolar-sibilant な息遣いといったものがそう
珍しくP席だったので気付いた事
— S☆ (@12_so_music) August 25, 2022
ソンジンくんって結構唸り声出る。スーって言ってた。
顔にあまり汗かかない。少なくとも髪が貼り付くほどじゃない。良い悪いじゃないけどパフォーマンス的には有利な気がする。
私の席から見たサラ髪の天使の輪っかはハート形でした❤️
以上酔っ払いの戯言(早よ寝ろ)
去年10月のポーランドでの演奏 (28:22-) にはこの「記号以外」の全部が入ってる (B♭の唸り声, 一番高いFの足踏, A major までのペダル, 演奏全体にわたる数ミリ秒の調整, ...):
Scherzo 2 はおととい Händel のあと encore で聴いたときは「お話を語ってさしあげましょう」の passage 以降がもう ヘンデル風 にしか聴こえなかったけど、
4 Scherzi の一環として聴いた今回はもう Chopin 作曲の音がしたね: たとえばコーダの中声部で右手の親指をきかせるのは2015年のときもそうだったのを思い出すし (2:14-)、
でもおとといの3周め/今回の2周めのときは、leading seventh のコード進行はすでに一番最初の和音 (シ-ファ) からもう始まってるんだってすごく気がつかされた -- のにはさらに続きがあって、和音に分かれる前のオクターブでも中声を きかせる のなんて初めて聴いた (quelle interprétation intelligente) !
あと Waldszenen No. 3 でペダルをすごく軽く踏んで弦が解放されるギリギリの音を Steinway で出すとまるでフルートのような 吹奏 がきこえるの (録音でもよく注意すれば聴こえるけど会場で聴けばもっとわかる; Händel HW440 の途中, Ravel の une pavane 最後の和音でも同じ聴こえ方がきれいだった)、あれは einsame Blumen が風に揺られていたね:
-- そういえば帰り道の海辺にも風が吹いていたよ
たとえ翌日の東京では雨が降ってもね、
この雨は皆んなの涙だよね😢
— 💎じゅえる (@jewel_me_) August 28, 2022
さみしい。ソンジンくん…
そんくんがきれいな空を飛んで無事に帰れますようにってお願いしたよ