ポン酢形式

主に解析数論周辺/言語などを書くブログです。PCからの閲覧を推奨します。

Entries from 2021-01-01 to 1 year

鼎談: 横断科目「歴史に学ぶ数学」

横断科目「歴史に学ぶ数学」をYouTube動画で紹介−理学院とリベラルアーツ研究教育院が協働https://t.co/533aKx2wYL— Fumiharu Kato 加藤文元(Bungen) (@FumiharuKato) December 22, 2021 6:54 -- 「歴史に学ぶ数学」(≠ ``数学史") という題目の背景: 私が…

ピクニック: 新宿御苑

今日の ピクニックの核心 は、ある挑戦に立ち向かうとき、それを認め、受け入れるということ [acceptance] *1 にあったと思う: 数学の表記体系 [signifiant] は恣意的 [arbitraire] らしい -- じゃあ、どうする? Parole ('言語活動') なしに経験だけで生きて…

神保町: 洋書まつり (2021)

神保町で毎秋行われる 洋書まつり というイベントにいってきました。 blog.livedoor.jp 毎年おなじみのポスター (らしい) (昭和から続いてそう) 会場の雰囲気はこんな感じ: 洋書まつりの季節がやってきました10月29日(金)10時〜18時10月30日(土)10時〜17…

a peripatetic aide-mémoire (10)

Introduction: 矛盾への偏愛. しかし、ここ数週間は 3B1B (Grant Sanderson) の映像作品 に浸かりまくる一方: www.youtube.com そういうことで、今回は intuition (直観) と symbolism (記号) の話でもすこし -- 題して: 「見える記号・見えない意味」 Signi…

RIMS: 数学入門公開講座 (2021) -- 4日目 (終)

この記事は数理解析研究所で8/2から4日間のあいだ開催されている第42回数学入門公開講座の4日目 (最終日) のノートです。 3日目の記事はこちら: zeta-aniki.hatenablog.com 計算量理論入門 前回の講義では、「多項式時間/空間」という測量を導入し、時間 (= …

RIMS: 数学入門公開講座 (2021) -- 3日目

この記事は数理解析研究所で8/2から4日間のあいだ開催されている第42回数学入門公開講座の3日目のノートです。 2日目の記事はこちら: zeta-aniki.hatenablog.com 計算量理論入門 前回までの復習から始めると、まず読み込みに加え 書き込む機能が加わった 有…

RIMS: 数学入門公開講座 (2021) -- 2日目

この記事は数理解析研究所で8/2から4日間のあいだ開催されている第42回数学入門公開講座の2日目のノートです。 1日目の記事はこちら: zeta-aniki.hatenablog.com 計算量理論入門 一時間目は、前日夜中までいろいろ読み漁ってて疲れてたのでほぼ横になりなが…

RIMS: 数学入門公開講座 (2021) -- 1日目

京都大学数理解析研究所 (Research Institute for Mathematical Sciences - 通称 RIMS) で行われる「数学入門公開講座」は今年42回目を迎え、数学最先端の研究を著名な数学者の方々がわかりやすく レクチャー してくださる講義として毎年人気を博しています…

a peripatetic aide-mémoire (9)

初めての選挙 -- Or, democracy について まずは Chomsky: The smart way to keep people passive and obedient is to strictly limit the spectrum of acceptable opinion, but allow very lively debate within that spectrum - even encourage the more c…

a peripatetic aide-mémoire (8)

Introduction: ゆるゆる美学者 on 高木貞治. Ethics of Alcohol 日本における任意のコミュニティ (例: テトリス、数学、哲学) に属しているといずれ知り合う大人との付き合いというのは、やはり居酒屋での親交なしにうまくやるのは無理そうです。そこで、未…

a peripatetic aide-mémoire (7)

貸しました: www.chikumashobo.co.jp ちょうど Hardy の A Mathematician's Apology を読み終えたところなので、「数学の実用性」という観点で ページる (= '漫読') とおもしろいと思います、ということをお伝えしました。 en.wikipedia.org Hardy の thesis…

a peripatetic aide-mémoire (6)

Epicurus: Ataraxia 貸した: The Consolations of Philosophy www.dubraybooks.ie この本でたときに interview やってる: www.youtube.com Epicurus on Ataraxia. -- 「苦の余事象」、かっこいい置き方ですね というわけで ataraxia を数学の文脈でも考えた…

a peripatetic aide-mémoire (5)

読んでいます: www.amazon.com これは truism ですが、Chomsky ほど著名な研究者でもしっかり先行研究から ground-up で discourse を展開していくわけです -- Academia で生き抜くための技術、備えたい 極限環境下での研究 誕生日に頂きました (ありがとう…

a peripatetic aide-mémoire (3)

縦書きの和文を読むとかいう奇行 -- (本を貸していただきました): 茂木健一郎 『脳と仮想』 | 新潮社 '数という仮想:' デデキントによる「連続性」の定式化: c.1860 と同じように、たとえば: ヒルベルトによる「証明」の定式化: c.1900 ブルバキによる「構造…

a peripatetic aide-mémoire (2)

今回の essay: What cats can teach us about friendship - https://www.notion.so/mihhi/What-cats-can-teach-us-about-friendship-f5880af95d2647f1baa21049895d9000 Time and time again, やはり持つ時間は短いほうが作業は捗る これ "Parkinson's law" …

a peripatetic aide-mémoire (1)

以下、哲学とか: CPE, まじで東京の都会で5人受けるわからんとか threshold 高すぎるので 日本人の sickening obssession over [choose your pick: 理系vs.文系/中学高校時代/女子高生/TOEIC] My next few blog entries will subsequently be entitled「脱…