ポン酢形式

主に解析数論周辺/言語などを書くブログです。PCからの閲覧を推奨します。

a peripatetic aide-mémoire (1)

以下、哲学とか:

  • CPE, まじで東京の都会で5人受けるわからんとか threshold 高すぎるので
  • 日本人の sickening obssession over [choose your pick: 理系vs.文系/中学高校時代/女子高生/TOEIC]
    • My next few blog entries will subsequently be entitled「脱敗戦国記」-- 合掌

  • The 理系 vs. 文系 dichotomy を乗り越えたあたりで, quote,「脱日本人」

    • この話で思い出すのは The Two Cultures by Charles Percy Snow -- 西洋でもこの二分法が存在しないわけではない
    • 「学際の達成」がだいたい「日本人卒業」を意味する (今日の話でいちばんおお、ってきた)
      • Consciousness (意識論), free will (自由意志) あたりの話が日本語圏で一切話題にならないのって、「主観」を「科学」に持ち出すのが二分法のおかげでめっちゃタブーだから、っていうの聞いてすごい納得した
    • 中学生の頃の自分が「数学用」「言語用」とかいって Twitter のアカウントわけてたのとか、今では幼稚にしかみえないのでめっちゃ後悔してる
      • なんならテトリスとタイピングもそれぞれ数学と言語と関連めっちゃ深いし、さて名詞とはかなり arbitrary なもので
  • OED の編纂: たとえば "thumb" とかの 読まない 'b' は、orthography (正書法) に通じた人 (= literate = 上流階級) を見分けるための apartheid (!)

    • silent letters (読まれない字) の話で思い出すのは「古英語における黙字の外適応
    • つまり、もともとは「音」の区別に使われていたものが、次第に「綴り」したがって「意味」の区別に使われるようになった、という役割の転換を指す
    • -- "knife" も昔は k を読んだとかいうのはよく知れ渡った話で、もっとわかりやすい例だと knight (騎士) と night (夜): 最初に k があるおかげで意味に区別がついてる
    • 詳しくはこの記事で: http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2020-02-14.html
  • Apartheid No.2: イギリスで天気の話をするのは会話相手の属する社会階級を見分けるため (こわい)

  • じゃあ日本ではどうかというと、という話はまた別の記事で (これいつかちゃんとした講演になるので)

  • HBL の構想 -- 早くて講演は今年の10月末だけど、開催が当然未定
    • 画面の前より聴衆の前で講演をすることにこだわりがある
    • 「研究分野の創始は最初に言ったもん勝ち」
    • OLC (cf. SEP: 'emotion', Wittgenstein & Russell) の話とかどうやって組み込まれていくのか、まださっぱり
      • しかし、Galileo からの流れとか、自分ながらめっちゃうまいとおもう
  • 学際の話にもどると、自分が本を読んだりして気づく 文字通りでない帰結 が好き

    • 読書って、読んでる内容もそうだけど、こういういろんなことの「つながりの発見」のほうがおもしろいとおもってる
      -- たとえば:
    • Neuroendocrinology (神経内分泌学) の dopamine/testosterone secretion の話が pessimism (哲学的悲観論) の導入になる;
    • RSA暗号 の仕組みがわかると、美術, 書き物, YouTube の作品の何がいかに素晴らしいかがわかる、とか
    • いずれここのブログにメモる
  • Twitter, つぶやくべき?

    • この話で思い出すのは John Bercow (the previous Speaker of the House of Commons) の Oxford Union full address (from 51:16)
    • にしてもまじで語彙力ありすぎてやばいって見るたびに言ってる
    • youtu.be
  • ユダヤ系の人が好き: John Bercow しかり, 科学者/哲学者では Steven Pinker, Noam Chomsky, Robert Sapolsky, Daniel Kahneman, David Deutsch, Roger Penrose, Carl Sagan, Brian Greene, Jonathan Haidt, Yuval Noah Harari, Alain de Botton, Harold Bloom, Seymour Papert, Esther Perel, Mate Gabor, Viktor Frankl, 音楽家では Martha Argerich, Evgeny Kissin, Itzhak Perlman, Leonard Bernstein, Vladimir Horowitz, Arthur Rubinstein, Murray Perahia, 映画関係の有名人だと Steven Spielberg, Woody Allen, Natalie Portman, 他多数

Good-bye.